向井山 朋子 | ピアニスト/美術家/ディレクター
オランダ、アムステルダム在住。1991年国際ガウデアムス演奏家コンクールに日本人ピアニストとして初めて優勝、村松賞受賞。ニューヨーク・フィルハーモニック、ロンドンシンフォニッタ、ロイヤルコンセルトヘボウなどにソリストとして招聘され、新作の初演に携わる。
また、近年は従来の形式にとらわれない舞台芸術、ダンス作品、インスタレーションを発表。
向井山の関心は一貫して、音楽が演奏される空間 とそれに関わる人間(演奏者、観客)が音楽をどのように受け止め、またその空間を知覚するかにある。
日本とオランダ、自身のあるいは他者の身体性、セクシャリティ、演奏と記憶、などをテーマに異なるテーマを横断し侵犯しながら共存をめざす作品の演奏・制作を続けている。
2007年、向井山朋子ファンデーションをオランダに設立、2015年には日本で一般社団法人◯+(マルタス)を設立し、プロデュースの分野でも活躍。
音楽のみならず美術、建築、ファッション、ダンス、写真など幅広い分野とのコラボレーションで独創性を発揮し、作品発表の場はゴッホ美術館、リンカーンセンター、パリ・オペラ座、神津島海岸、と多岐にわたる。
2019年は東京エルメス・フォーラムでの24日連続パフォーマンスが話題を呼んだ。
秋には初めての映画作品が発表される。